2013年5月31日金曜日

ジャガイモの収穫

 梅雨がくる前にジャガイモの収穫をした。地上部の勢いが目に見えて衰えてきたので,5月23日に一株試し堀りをしたところ,十分収穫できる大きさになっていた。別に仕事をしている訳ではないので平日にほりおこしてもよいのだが,周りの菜園にも人がいる週末の方が張り合いがあるので,25日(土)に収穫を行った。

 去年に引き続き栽培したジャガイモの品種は「とうや」というものだ。調べてみると,農林水産省北海道農業試験場において,昭和56年にジャガイモシストセンチュウ抵抗性系統「R392-50」を母、Yウイルス抵抗性の種間雑種系統「WB 77025-2」を父として交配し,平成4年北海道の奨励品種に決定されたとある。我が家の周りのスーパーでは見かけないが,北海道ではかなり一般的になっていると聞く。地方番号は「北海70号」,農林登録番号「農林31号」。「とうや」の名称は,育成地北海道の代表的湖「洞爺湖」に由来していて,「黄爵」と呼ばれることがあるそうだ。

 形状は男爵などの丸い芋に属しているが男爵より芽が生える窪みが浅くツルッとした感じの芋で調理がしやすい。果肉は黄色く,男爵より粘りがあるので煮物に向く芋で、モチッとした食感が好まれる。収穫時に出る小芋は塩茹でして,バターかマーガリンを付けて食べるが皮がむけやすい性質がある。

 今年は1kgの種芋を半分に切って植えたが,一株から平均5個の芋がとれたので,推定10kgの収穫であった。病気に強く,調理しやすく,味もよく,男爵よりも収穫時期が早いので次の作物の準備にかかりやすいという長所だらけの芋なので,来年も「とうや」を作ろうと思う。


5月23日試し堀り


5月25日掘り起こし


0 件のコメント:

コメントを投稿