レバーを使った料理を食べるのは少しばかり苦手だった。火を通さずレバ刺しとして食べるのは(というより酒の肴として食べるのは)好きだった。火の通っていないレバーのつるりとした食感が,今となっては懐かしい。レバーは火を通すとざらりとした食感になり,臭みも出てきて,定番のレバニラ炒めなども決してうまいとは思わなかった。
一人暮らしをするようになったとき,日々の食費をいかに安くあげるかという命題に突き当たる。そして,安くて栄養価の高いレバーを使うことは避けては通れない選択肢となる。職場の同僚と情報交換をしながら日々の晩飯を工夫するようになった。そしてレバー料理の行き着いた先は,下処理の方法である。
(1)一口大に切ったレバーを水で3回くらい洗う。
(2)30分くらい料理酒につける。
(3)焼き肉のたれに揉み込み1時間ほど冷蔵庫の中で寝かせる。
こうして下準備がすんだら,あとはあり合わせの野菜と炒めるだけ。焼き肉のたれで味付けがされているので,塩も胡椒もいらない。あの火を通したレバー独特のざらざら感は解消され,においも気にならなくなる。今ではスーパーの肉売り場で,レバーがダンピングされるのを待つようになった。
昨夜の夕食(ニラ・モヤシと炒めてみた)
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