2013年5月24日金曜日

立ち止まって花を観る余裕

 退職してもパートタイム勤務をしているときは,自転車に乗っても自転車に乗ることが目的となってしまい,道端の花を愛でる余裕はなかったような気がする。去年から正式に無職となり,心に余裕が生まれたのか,自転車を止めて道端の花を眺めたり写真に収めたりするようになった。
 雑草と思っていた花もよく見ると美しかったりもする。たとえばタンポポなどの花はよく見かけるが,綿帽子のようになった風に飛ばされる寸前の種の集まりは芸術的だ。酒匂川の東側を走る県道の歩道には季節外れのコスモスが咲いている。なかには歩道のアスファルトのわずかの隙間から顔を出している,一昔前なら「ど根性コスモス」といって話題になりそうなものもある。
 心に余裕があると,まだ花に関する行事が始まる前にどんな様子か見に行ってみたくもなる。特に今年は春が早かったので,花が咲くのが早いようだ。南足柄のハナアオイはもうすでにかなり咲いている。しかし,なぜか大きな株は少なく今年は期待できない。6月になっても開成町の「アジサイ祭り」だけ観て帰ることになるだろう。







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