延平郡王祠は、台湾の民族的英雄「鄭成功」を祀った廟。 鄭成功は、福建省出身の父・鄭芝龍と、日本人の母・田川松との間に長崎の平戸で生れ、7歳のときに父の故郷である福建省へ渡った。その後、清王朝に明王朝が滅ぼされようとしていた時に鄭一族は明側に味方したが、1659年に南京で清側に大敗し、体制を立て直すため台湾に逃れた。 そして、台湾では1661年に台湾南部を占領していたオランダを駆逐し、台南を政治の中心と定めた。しかし1662年に38歳の若さで病で死去した。その死を悼む民衆が、1662年に延平郡王祠の前身となる開山王廟を建立した。 1875年には、清朝によって福州式建築の新しい祠が建てられた。日本統治下に入った後の1896年、開山王廟は鄭成功を祭神とする神社となって開山神社と改称された。第二次世界大戦後、中華民国政府によって社殿が全て取り壊され、中国北方式建築を模した鉄筋コンクリート製の廟に建て替えられた。建物が全て新しいものであることから、延平郡王祠は史跡ではあるが、古蹟に認定されていない。 |
数年前に職場を早期退職したが、二人の息子たちも社会人になり、それぞれ素晴らしい女性と結婚をした。これで父親の役目は一段落というところだ。還暦は過ぎたが、まだまだ気持ちは若く,これからが第二の人生と意気込んでいる。家庭菜園を借りて野菜を作り,気が向けば酒匂川のサイクリングコースで風を切り,秋には毎週ボート釣り。そんな日本での日々を備忘録代わりに綴ってみる。 年に3回の訪タイも年々長期となり,近年はついに延べタイ在日数50日を上回るようになった。Facebook を通じてできたタイの友達と釣りに行ったり,飲みに行ったりという日々を夢見て楽しみにしている。ハンドルネームの「佐羽井 出居」はタイ語の สบายดี サバイディー 【元気です】という意味の言葉より引用した。元気がほしくなったら立ち寄ってみてほしい。
2016年1月9日土曜日
延平郡王祠(台南)
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