2016年1月23日土曜日

台北忠烈祠

 忠烈祠とは辛亥革命を始めとする中華民国建国および革命、中国大陸での日中戦争および国共戦争などにおいて戦没した33万人の兵士の英霊を祀る祠である。台湾には忠烈祠が各地にあるので、台北にあるものは台北忠烈祠、圓山忠烈祠あるいは大直忠烈祠とも呼ばれている。これら全土の忠烈祠のうち、衛兵が警護しているものは、この台北の忠烈祠だけという。
 日本統治時代は台湾護国神社が当地に建立されていたが、その跡地に1969年に台北忠烈祠は創建された。大門をくぐると中央広場があり、その奥に中国の宮殿様式の大殿があり、左右の文烈士祠、武烈士祠がある。見どころはたくさんあるが、ツアーで回る観光客の目当ては、1時間ごとに行われる衛兵交代だ。セレモニーの所要時間は約20分間。残りの40分間はまるで蝋人形のように微動だにしない。瞬きもしないといわれている。



















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