2013年7月11日木曜日

花鳥風月

   本当かどうか知らないが、「花鳥風月」という言葉は、室町時代初期の能楽師・世阿弥の造語だそうだ。語源は中国の「風花雪月」にあるようで、その意味は「花鳥風月」と変わらず、自然の美しい風景やその情緒情趣を意味している。

   「花鳥風月」の花とは植物を、鳥とは動物を、風とは自然を、月とは宇宙を意味している。つまり自然界を指しているが、これがいつしか、自然を愛しむとか、風流を好むという意味で使われるようになった。

  植物の代表としての「花」,これは咲いている場所に行けば写真に撮れる。動物を代表する「鳥」,これはやっかいな代物で昨日いた場所に今日いるとは限らない。時間がちょっと合わなければ見ることはできない。いたとしても撮影の準備をしているうちに飛び立ってしまったりで,なかなか写真に収まってはくれない。しかし,動物だけに植物と違い表情があるのがいい。




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