2013年7月27日土曜日

ANA特典航空券に関する考察

 8月19日(月)よりタイ・ミャンマーへの旅に出る。今回はタイのバンコクまでの往復は,ANAマイレージを使った特典航空券である。

 国際線でANAの特典航空券を使うのは3回目だが,だんだんお得感が無くなってきたので,これからは国内線の特典往航空券かANA SKYコインへの交換を目指そうと思っている。こういう結論に至った訳を順を追って説明してみよう。

 (1)バンコクまでの特典航空券(エコノミー)をゲットするには,レギュラーシーズンで35000マイルが必要である。昨年度まではマイルの積算条件がエコ割で70%(4000マイル強)だったが,今年度からは50%(2800マイル台)に改悪された。今までであれば,年に3回タイを訪れれば1年に12000マイル貯まり,2年で24000マイル,楽天ポイントからの移行やカードポイントでなんとか35000マイルに到達するというパターンだった。今回の改悪で3年以内に35000マイルを獲得するのは陸マイラーにはハードルが高くなった。

(2)特典航空券というものは,無料ではない。燃油サーチャージを始め,空港税・保険等の諸費用は払わなければいけない。今回で言えば,26990円である。レギュラーシーズンのチケット代が70000円として,70000-27000=43000円分が無料になったことになる。おまけに改悪されたと言っても,マイルの大量獲得の機会であるフライトマイルがつかない。

(3)SKYコインは12000マイル→15000円である。36000マイル貯まっていれば45000円として航空券の購入に使える。この場合は,フライトマイルは加算される。よって無理して35000マイル貯めるより,12000マイル貯まったら航空券購入の代金の一部として使う方が賢いことになる。

(4)今までは35000マイル貯めるために,楽天ポイントを大量に移行してきた。しかし,楽天ポイント2ポイント(2円相当)→1マイル換算のため,1マイルが2円の価値がないと損をすることになる。(2)で検証したように,35000マイルが43000円の価値しかないのだから,楽天ポイントをANAマイルに移行することは無駄遣いをしていることになることは明らかだ。

以上のことから,ANA特典航空券は航空券代がただになってありがたいような錯覚を覚えてしまうが、実はかなりの無駄遣いでもっと有効なマイルの使い方があることが解る。陸マイラー・海外旅行回数が年間数回の人は,まず12000マイルを貯め,国内線の無料航空券かSKYコインをゲットすることを目指す方が得策だと言える。唯一国際線特典航空券が価値があると思えるのは,少し頑張ってビジネスクラスの特典航空券を得ることだろう。片道だけビジネスクラスという方法も可能なので,47500マイル貯められれば,少しだけ優雅な旅が楽しめることになる。

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