2013年6月14日金曜日

ガクアジサイをよく見ると・・・

 ガクアジサイは花を一塊(ひとかたまり)と見ると,中心部にある紫色をした小さなタピオカのようなものが花(両性花)で, その周辺部にある小花のように見えるものは装飾花(萼片)です。 この花の塊の構造が,額縁のように見えるということで額紫陽花(ガクアジサイ)と呼ばれます。「両性花」とは雄しべと雌しべが揃っている花で、「装飾花」は両方とも無い花です。「装飾花」は当然、実を結びません。ガクアジサイではない一般のアジサイは、すべての花が「装飾花」です。ガクアジサイの「装飾花」の数が自然交配で次第に増えて、普通のアジサイになったと考えられています。ガクアジサイは普通のアジサイの変化したものと思っていましたから,意外な感じです。

 ガクアジサイを大きな花の塊全体をとらえるのではなく,中央部分をよく見ると確かに小さな花が開いています。


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