2014年3月11日火曜日

Do not forget 3.11 !

 3年前の春、3月の下旬にバンコク旅行を予定していた。直前に3.11の未曾有の大災害が起きた。こんな時に旅行をしていいのかと、悩んだ。しかし、全国的にあらゆる行事が自粛ムード一色になってゆくのに違和感を覚えた。自分が旅行を取りやめて家に引き篭もったからといって、福島の原発問題が解決する訳でもないし,被災地が復興する訳でもないことに気づいた。内向きな報道しか流れてこない日本のメディアにも飽き飽きしていたし、外から日本がどう見られているのかを知ることも大事だと思いバンコク行きを決行した。

 韓国や中国のメディアの一部には、「天罰だ」とか「当然の報いだ」とかの表現もあった。人の道に外れた報道姿勢だと憤慨したが、その程度のレベルの国なんだろうと思った。しかしバンコクに着いて最初にあった中国の学生さんに「がんばってくださいね。応援してます。」と言われたのには感激した。中国に対する印象が180度転換した。

 バンコクはというと街中の至る所に、東日本大震災への募金箱が置かれ、チャリティーの行事も行われている。チャリティーTシャツはとぶように売れ、募金箱の中には高額紙幣の500Bや1000B札も少なくない。スマトラ島沖地震の時に、日本ではこれほどの盛り上がりがあっただろうかと考えてしまった。

 とにかく感謝感謝の一週間を過ごし帰国したが、これから長くタイと付き合っていこうと決意していた。あれから3年、いろいろな意味で忘れてはいけない日が来た。









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