2017年12月14日木曜日

パレード(Ⅲ)

 タイの灯篭流しのお祭りロイクラトンは、13世紀のスコータイ王朝時代に、当時の王妃が川から日々受ける恩恵に対して、川の女神プラメー・コンカ へ感謝を捧げるために、バナナの葉でハスの花をかたどった灯篭(クラトン)をつくり、川に流した(ロイ)のがその始まりとされている。現在も毎年陰暦 12月(新暦10月~11月頃)の満月の夜になると、タイ全国各地で、川への感謝の気持ちを表し自らに宿る穢れを濯ぐため、ロウソク、線香、花な どで美しく飾ったクラトンを、月の映える水面に流す人々の姿を見ることができる。
 その発祥の地であるスコータイは、美しい遺跡の数々が保存された歴史公園を舞台にひときわ規模の大きいロイクラトンで有名。早朝 の厳かな托鉢の儀式から、クラトンのパレードやコンテストなど様々なイベントが用意されている。





















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