2017年12月13日水曜日

パレード(Ⅱ)

 ロイクラトンは、川の水位が最も上がる陰暦の12月、すなわち、現在の新暦11月の満月の夜に催される祭りである。バナナの葉で作った小舟クラトンを川や池・海に浮かべる伝統行事である。日本でいえば灯籠流し、精霊流しといわれるものにあたる。ロイクラトンでは、川の女神プラ・メー・コンカーに対して、その年の米の収穫に感謝の祈りを捧げるとともに、自らの罪の汚れを水に流す。
 パレードでも女性は夫々クラトンを胸に抱き、また巨大なクラトンを何人もの屈強な男性が神輿のように担いでいる姿が見られた。

















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