2017年1月26日木曜日

行天宮

 行天宮(ぎょうてんぐう)は、台北市中山区にある関帝廟。大都会のど真ん中にあるだけに、多い時には1日に2万人が訪れる人気の寺である。祀られているのは関羽、呂洞、張單、王善、岳飛の「五恩主」である。商売の神として信仰を集め、成功を祈願する人、杯筊で先のことを占う人など、様々な人たちが祈りに来る場所である。地元民のパワースポットで、人ごみにもまれるだけでも、自分もパワーをいただいた気になる。年末に行くと新年に向けて縁起札を配布している。
 青い法衣を着た女性が、参拝客や、参拝客が捧げ持った衣服などにお線香の煙をかけているのが目にとまるが、これは「収驚」というお払いの一種。人は何かに驚いたり、強いショックを受けると魂が抜けてしまうことがあるとのこと。魂が抜けたことに気がつかないまま生活をしていると、徐々に体が衰弱してしまうので、この「収驚」を受けて魂を戻す必要があるということだ。どうも最近、ぼーっとするなぁなんて人は、ぜひ台北へ行ってみよう。
















 

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