2016年7月17日日曜日

小田原城南堀の大賀ハス

 小田原城南堀のハスは、有名な「大賀ハス」である。昭和26年に千葉市の縄文時代の落合遺跡で発見されたたった3粒のハスの実のうち、ただ1つだけ発芽・成長・開花した2000年前の古代ハスで、研究者大賀一郎の名をとって「大賀ハス」と呼ばれている。小田原には、昭和54年に株分けされたということだ。「大賀ハス」は日本各地は元より世界各国へ株分けされ、今日も友好親善と平和のシンボルとしてその一端を担っている。

 「大賀ハス」は園芸用ではなく古代ハスなので、その花の数は少なく、広い南堀いっぱいに繁茂していても、花を探すのは容易なことではない。世界中に広く頒布され、今となっては学術的な貴重性はないので、もっと美しい花をつける多品種のハスを栽培した方のが観光客をよべると思うのだが、いかがなものだろう。

 去年は7月4日から8月16日の午前中、郷土文化館のバルコニーが解放され、ハスを見下ろすことができたが、今年は7月7日に訪れたところ残念ながら解放はしていなかった。一段高いところからだと、数少ない花を探しやすく眺めやすいのだが、何か不都合があったのだろうか。








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