2015年2月27日金曜日

大根とブリのあら煮

 ブリと言って一番有名なのは「氷見の寒ブリ」だろう。ブリは回遊魚なので、地方によって捕れる時期が異なる。神奈川県では3~4月に回遊するので、これからブリが出回る季節になる。身は切り身や刺身にされるが、当然アラも出る。昔から漁業が盛んだった小田原では、このアラを大根と煮て食べる。最近ではポピュラーな料理として居酒屋メニューの中でも主役級の扱いだ。
 

 ブリアラも大根も安い食材だが、一手間かければ大変美味なおかずにもなるが、手間を惜しむと生臭くて食べられた代物ではなくなる。最近はインターネットでレシピを調べることができるので、参考にすることが多い。「クックパッド」以外にも年々増えてきて、情報過多でかえって混乱することもある。

大根は3cmぐらいの厚さで輪切りにし、やや厚めに皮をむく。太いものであればさらに半月状に割ってもよい。切り口の角の部分を面取りし、米の研ぎ汁で20分ほど茹でる。皮むきや面取りにはピーラーを使うと包丁扱いに不慣れな人にも便利だ。大根が冷めたらアクを洗い流し、水を切る。


ブリアラは多めの粗塩をふって少し置き、ざっと混ぜ合わせてから、流水で洗い、エラや内臓の残りや血などを除いておく。

たっぷりの湯を沸騰させ、ぶつ切りにしたアラをザルなどにのせ、湯をゆっくりと回しかけて、表面がさっと白くなった“霜降り”状にする。

これで下準備はOKだ。
醤油・酒・味醂・砂糖で煮汁をつくるのだが、食材の分量とお好みで味付けする。臭い消しとして、煮汁の中に秋に作っておいた乾燥生姜を数片入れる。
ブリアラを下(煮汁に浸るように)、大根を上に載せて、落としぶた代わりにアルミホイルを載せて、20~30分煮込む。

できあがり

冷めると味がしみるので、時間に余裕を見てつくる方がいい。食べるときに暖めるかどうかは、好みの問題でしょ。


 

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