2014年5月19日月曜日

小田原市曽我 傘焼き祭り

 日本三大仇討ちのひとつ「曽我兄弟の仇討ち」、といっても「赤穂浪士の討ち入り」とあとひとつは何だろう?
 あとひとつは各自調べてもらうとして、曽我兄弟の討ち入りは深夜にまで及んだため松明の火が燃え尽き、傘を松明代わりに燃やしたという故事から、兄弟の菩提寺である小田原市曽我の「城前寺」では毎年「傘焼き祭り」が開かれてきた。父親の無念を晴らした5月28日、若くしてこの世を去った二人の慰霊祭として行われてきたが、近年は5月下旬の土曜日曜に行われるようになり、平成25年からは下曽我駅前の「梅の里センター」付近で行われるようになった。観光客の交通の便としては良くなったのだろうが、趣には欠けるようになった。

 18日(日)は天候にも恵まれ、午前中にパレード、昼過ぎに傘焼きの神事が執り行われた。この仇討ちが広く世に知られるようになったのは歌舞伎の演目として取り上げられたからであり、毎年歌舞伎界からゲストが参加する。今年は3代目中村又五郎であった。また、暗殺された父・河津祐泰は相撲の名手として知られた人で、以前はプロの力士がゲストとして招かれたようだが、今年は旭が丘高校の相撲部の生徒さんたちが盛り上げていた。












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