Ubon Ratchathani Candle Festival（Ⅰ）前夜祭

　すべての仏教僧が寺院からの外出を禁止されるカオ・パンサー（入安居）の時期には、地元の郷土職人によって寺院に寄贈される蜜蝋キャンドルの工芸品が製作される。タイ各地で行われるが、ウボンラチャタニでは特に盛大で、Candle Festival と称してお祭りが行われ、大小様々なサイズや形の精緻な彫刻を施された蜜蝋キャンドルのパレードが開催される。２０１８年は１１７回目となり、キャンドルパレードは７月２８日に行われた。

　パレードの前夜７月２７日には、街の中心Thung Si Mueang（トゥン・スィー・ムアン）に大小様々なサイズや形の精緻な彫刻を施されたロウ作品が集結しすべての山車を見ることができる。今年は前夜祭もパレードもあいにくの小雨だったが、気温が高いと蜜蝋が溶け出すという話もあり、あまり気温が上がらずに丁度良かったのかもしれない。雨に濡れライトアップされて妖しく光り輝く作品のいくつかを見てみよう。