2016年11月20日日曜日

秋も桜を楽しめる

 秋というとまず思い浮かぶのは紅葉、紅葉というとイロハモミジが有名だが、春のお花見の主役の桜(ソメイヨシノ)も紅葉するのは残念ながらあまり知られていない(現代人は時に流され、自然を観賞する余裕を失っている)。
 イロハモミジは葉が薄いので、逆光で透けた葉を見るのが美しいとされる。一方、桜の葉は厚さがあり、表は赤く色付いても裏は薄黄色程度なので、逆光で透かして見ても美しくはならない。葉の表に光が当たるのを眺めるか、地面に落ちたばかりの葉を見るといいと言われる。
 「桜紅葉」という単語は俳句の季語にも認められている言葉だ。木枯らしが吹く前に観ておきたい晩秋の景色のひとつだ。









0 件のコメント:

コメントを投稿