Hua Hin Hills Vinyard

   「タイでワイン？」と思われる方も多いのだろうが、 実はタイでも1980年代後半から、ぶどう栽培に適した土地の リサーチ、タイの気候風土でも育つぶどうの研究栽培が行われ、90年代に入ってからは、本格的なワインの生産がスタートした。ちょうどアジア経済危機前のバブルの時代に当たる。タイの飲食店から「メコン」が消え、ワインが目立ってきた時代と一致する。

　現在タイ国内には6カ所のワイナリーがあり、タイワインの歴史は20年程ではあるが、2000年代に入ってからは、ヨーロッパやオーストラリアでの コンペティションでも高く評価されている。中でも今回訪れた ホアヒン・ヒルズ・ヴィンヤードを手掛けるサイアム・ ワイナリーは、2008年にヨーロッパで行われたワインの コンペティションで、4つのメダルに輝くという快挙を達成した。タイ国内の高級ホテルやレストランでも、ここホアヒン・ ヒルズ・ヴィンヤードのワインが提供されている他、 最近ではワインの本場、ヨーロッパやアメリカにも輸出されて いる。

　ここ Hua Hin Hills Vinyard は東南アジア最大規模のブドウ畑を有し、レストランが併設されている。広大なブドウ畑を眺めながら食事をいただくのも悪くない。ただ、平日なのでと思って甘く見ていったら、予約のない客は１時間ほど待たされた。行かれるときは予約をしておくことをお勧めする。

　興味のある方は Hua Hin Hills Vinyard のＨＰを参照されたし。
http://www.huahinhills.com/hhhsnw2/