五月晴れには紫陽花

　神奈川県の西部地区では有名になっている「開成アジサイ祭り」が７日（土）より始まっている。７日は雨、８日は天気予報が外れて雨は降らなかったが、菜園の農作業をしていたため見に行くことができなかった。先週サイクリングコースを走ったついでに見てきたところでは、まだ早いかなという印象だったので、農作業を優先した。

　昨日は初夏を感じさせるくらいに、晴れ上がり蒸し暑かった。最近は「五月晴れ」という用語が誤用されることが多い。新暦の５月の晴れの日に使うのは間違いで、旧暦の５月即ち梅雨の合間の晴れを「五月晴れ」と表現するのが正しい。ちなみに「五月雨」とは梅雨のことである。同様にこの季節に間違った解釈をされる言葉に「ジューンブライド（june bride）」がある。ヨーロッパの６月は１年の中で最も雨が少ない月で、気候なども適している。また、「復活祭」が行われる月でもあるため、ヨーロッパ全体がお祝いムードとなるので、多くの人から祝福される６月の花嫁は幸せになるということなのだが、日本の６月は最悪だ。マスコミなどがこのような間違えを当然のように報じるので、まだ無教養の子供たちが信じ込み、誤用が定着していく。困ったことだ。

　話を元に戻すと、開成町のアジサイは見頃が近づいている。青系統はすでに満開、赤系統はこれから見頃、例年遅れ気味のアナベルもかなり咲いている。総合的にみて今週末が最高の紫陽花日和ではないかと思われる。今のところ週末の天気予報は晴れだ。「五月晴れ」の中、多くの人々に気持ちよく綺麗な花々を観賞していただきたいものだ。