2015年6月26日金曜日

箱根湯本のあじさい寺 阿弥陀寺

 阿弥陀寺は山号を阿育王山といい江戸時代初期開山の古刹である。、俗称「あじさい寺」と呼ばれている。境内には、山アジサイやガクアジサイ、本アジサイ、西洋アジサイ、コアジサイ、ウツギなど80種類、約4,000株のアジサイが植えられ、6月下旬~7月中旬にかけて見ごろとなるという情報に期待して行ってみたが、疎らにあじさいが咲いている様子で、鎌倉の名月院などをイメージしていくと肩すかしを食らわされることになる。

 阿弥陀寺は湯本駅からは30分、塔ノ沢駅からは20分の急な山道を登ると、眼前に箱根外輪山が視界に開ける。。数多くの石塔、石仏が参道・庭の各所に歴史を刻んでいる。この寺は「悲劇のヒロイン」として有名な皇女和宮様の香華院(お位牌をおまつりする寺)でもある。

 和宮様は脚気の病になり、箱根塔之沢の「元湯に静養中に、この地で他界されたのである。増上寺が徳川家の菩提寺であるので、その末寺の塔之沢阿弥陀寺の住職武藤信了が通夜、密葬をつとめた縁によるらしい。
















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