2014年8月20日水曜日

地下鉄(MRT)の Elder Card で半額乗車

 私は現在バンコク市内の移動のために、電車のプリペイドカードを2枚持っている。

 1枚はBTS用の Rabbit Card だ。これは2012年12月に、それまでの Smart Pass が廃止になり、 Rabbit Card に移行するということで乗り換えたものだ。2013年からは、日本で言えば「スイカ」と「パスモ」のようにMRTと相互乗り入れして共通に使えるようになるという話だったが、未だに実現していない。土壇場まで来て話がひっくり返ることは、タイでは良くあることらしい。

 もう一枚は、今回の旅で仕入れたMRTの Elder Card だ。このカードのすごいところは、運賃が半額になることだ。窓口で買うときには年齢を尋ねられたが、正直に61歳と答えるとOKということで、難なく発行してもらえた。パスポートによる年齢確認などあるかと用意していたが、実に簡単なあっさりしたものだった。使ってみると、本当に料金が安くなっている。嬉しかった。

 しかし、翌朝カードの裏にある注意書きをよく読んでみると、65歳以上に有効と明記されている。窓口のお姉さんは知らなかったのだろうか。このいい加減さがタイなんだよな。一瞬躊躇はあったが、窓口で正々堂々と本当の年齢を言って買ったカードだ。何も恥じることはない、悪いことはしていない。ありがたく使わせていただいている。ちなみにBTSにも50歳以上は半額になるシニア・パスなるものがあるが、残念ながらこちらはタイ人のみが対象だ。

 なぜプリペイドカードにこだわるかというと、日本の券売機の性能が余りにも優秀すぎて、その機能になれた日本人にはタイの券売機に我慢ならないからだ。4台券売機があれば1台は故障していて当たり前。ひどいときは4台中3台が故障だ。当然券売機の前は長蛇の列。BTSの場合は札と2B玉か使えない券売機がほとんどだ(これって欠陥以外の何ものでもないでしょ)。コインの質の問題なのか券売機のコイン識別能力の問題なのか、正しい金額を投入しても反応しないことも多々ある。券売機前や窓口に並ぶ長蛇の列を尻目に、プリペイドカードがあれば列の脇を素通りして改札へ直行できる。時間的にも精神衛生上もプリペイドカードは日本で考える以上の効果をもたらしてくれる。


エアポートリンクの券売機   使用不可の表示のみで直す気配はない

MRTの券売機前  一番空いている昼頃でこの有様、ラッシュ時は・・・

BTSのラビットカード
 
MRTのElder Card 
 

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